|
★月刊ガロ誌上における「4コマGARO」連載終了の経緯説明さて、ガロは休刊復刊休刊、そして2000年に再復刊して今に至るわけですが、まずはじめに僕のスタンスを説明しておきます。僕は84年から96年まで青林堂の社員として月刊ガロや書籍の編集に携わってきましたが、97年から、ガロの副編集長職のまま、当時の親会社であるツァイトでデジタルコンテンツの開発のために移籍しました。その年(97)の夏、青林堂の役員と社員全員が一斉に辞職するという事件が起こり、ガロは一度目の休刊となってしまいました。当時、僕は親会社にいたために、辞職した社員たちの行動は寝耳に水で、とにかく青林堂という法人は残すために、取次関係や書店関係を奔走しました。しかし、僕が積極的に青林堂に関わったのはここまででした。理由は僕の個人サイトの日記などを参照していただきたいので割愛します。 結局親会社ツァイトと青林堂の社長であったYは失踪し、後見人であるF氏が青林堂を引きうけ、何とか翌(98)年には一度ガロは復刊します。その間、僕は一OBとして請われればアドバイスをしたり、作家さんのつなぎをしたりという役目は果たしましたが、本誌の編集自体には一切関わっておりません。唯一、僕が連載していた4コマGAROのコーナーも復活しましたので、その部分だけは担当しました。つまり、外部の一コーナー担当者としての関わりでした。 しかし復刊ガロも間もなく売れ行き不振のために再度の休刊となってしまい、F氏の後を引き継いで現在の青林堂の社長となったのが蟹江氏です。彼は驚くべきバイタリティと忍耐、本当に頭の下がる努力によって、2000年の1月号で見事に再度の復刊を果たしました。蟹江社長が青林堂を引きうけてから復刊までは、僕は蟹江氏と旧知の間柄だったこともあり、外部から協力はしましたし、単行本も2冊、あくまで外部編集者として(お仕事として)編集したりもしました。また2000年の1月には、編集会議にも数回出席させていただきましたが、アドバイス程度の提言をさせていただいて、実際の編集には一切タッチしませんでした。この再復刊した現ガロでも4コマGAROを担当して欲しいということでしたので、快く承諾させていただき、7月号まで連載を続けました。お蔭様で投稿は毎号100通ほどという人気を博しておりましたので、僕としてもやりがいのある連載でした。 しかし5月、一部新聞などでも報道された通り、現青林堂は97年に辞職した元役員と社員らの興した出版社と係争状態に入りました。6月に入って、そのことと関連し、これまで説明したように外部の一編集者・OBでしかない僕にも、いろいろと当時の件に関わる事態が起きてきました。このため外部からの誤解を避けるために「4コマGARO」から氏名を消す旨の提示を受けましたが、僕としては何らやましいことはないし、僕自身も名前を隠してまで継続するのはかえってこれまでの読者の方に失礼と考え、従来通りの継続をお願いしましたが受け入れられず、結局こちらから継続を辞退することにしました。これで10年以上続いた「4コマGARO」の連載も突然終了するのか、と思うと残念でありませんでした。 そして後日青林堂より、とりあえずは編集部内でこの「4コマGARO」を引き継ぐことがすでに決定されたことが、8月号の入稿後になって初めて連絡がありました。もちろん、誌面では全くこうした経緯に対しての説明はないとのことです。誌面で僕が今後タッチしない旨やその経過の説明がない以上、投稿者や読者の中には、2000年8月号以降も僕が担当して連載されているという誤解を持つ方も多いはずです。その説明の場は僕には与えられず、対応も全て事後になって連絡されましたので、ここはやはり、長年支えてくださった投稿者や読者の皆さんへの最低限の礼儀として、僕自身が、この経緯を説明しなければなりません。もちろん出版社側の都合で、連載作家あるいは作品が中断されたり突然降板させらりたり、ということは商業出版の世界ではよくあることです。確かに、そのたびに紙面に「誰それの何という連載が先月で終わったのはこれこれこういう理由です」と説明していたのではキリがありません。ですから、この説明はあくまでも僕が個人的に、せめてこれまでの投稿者の方でWEBを見られる方には自分で説明をしたいという判断で行っていることを、ご理解ください。 何よりお伝えしたいのは、4コマGAROの連載は僕が読者の方たちと共に、10年以上作ってきた誇るべき連載であったこと。それがこのような形で終わることは非常に残念であることと、あくまでも僕の本意ではないこと。これだけは、ぜひともご理解下さい。 「4コマGARO」は、今後形を変えて続けられるそうです。僕の役割も「ガロ」誌上では終わったということで、今後は「ガロ」編集部が面白く作って行ってくれることでしょう。紙面でデビューできるようなシステムの導入も検討されているそうなので、きっともっと幅広く、大きな形で読者を楽しませてくれるコーナーになるのでは、と期待しています。 さて、当デジタルGでのこの「4GARO WEB」ですが、こちらは投稿がある限りは続けていきます。面白ければどんどん採用しますので、今後ともよろしくお願いいたします。
白取チカオ(デジタルG編集長)
白取特急 |