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webzine histry

 webzineデジタルGは、もともと青林堂の発行する月刊漫画誌「ガロ」と連動した「デジタルガロ」という名前でスタートしたサイトです。

 1997年3月、月刊ガロ副編集長職を兼務しながら、親会社であるコンピュータソフト会社Zeit(ツァイト)のマルチメディア事業部に移動した白取(当サイト編集長)は、「紙で面白いことをwebでも」というコンセプトで、webzineデジタルガロをスタートさせました。

 当時の青林堂の山中社長は、ガロのマルチメディア版の雑誌「デジタルガロ」をwebと連動して刊行すべく奔走していました。私はwebと同時に、この雑誌の編集長も兼務することになったのですが、3月の刊行と同時にwebもスタート、と決まったのがその年の1月で、たった2ヶ月で新たなCD-ROM付きの雑誌とwebをスタッフ数名で作成せねばなりませんでした。

 私見ながら、月刊ガロという雑誌は漫画雑誌(1964年創刊)でありながら、漫画以外にも映画、演劇、小説、詩、音楽その他のさまざまな表現とクロスリンクしてきた稀有な雑誌でした。つまりはコアであった「ガロ」が紙媒体でありながらすでに「マルチメディア」であったわけで、世がインターネット時代に突入した90年代後半に入り、まさしくガロがインターネットの世界に飛び出すのは必然である、と当時私は考えていました。ですから、その意味ではこの「デジタルガロプロジェクト」は渡りに船という思いがあったのも事実です。

 しかし当時は、まだインターネットというものにアレルギーのある人たちも大勢おり、歴史のある「ガロ」がそんなことをしなくとも良いと思う人たちからは、「デジタル野郎」だの「コンピュータおたく」だのといった誹謗中傷も受けつつ、それでもデジタルガロは突貫工事ながら3月の開設と雑誌の刊行にこぎつけることが出来ました。

 しかし、山中社長の思惑と営業上の理由から、いつのまにか搬入部数は8万部という途方もない数字に膨れ上がっており、当初1万部と聞いていた私は明かに無謀だと思ったのですが、やはり返品が嵐のように返ってくる結果となり、この惨敗が引きがねとなって、7月には青林堂に残っていた編集スタッフは、一斉に退社するという事件につながったのです。もちろんそのことだけが理由ではありませんし、現職の役員を含む月刊誌を抱えるスタッフが、どのような理由があろうとその現場を放棄し、さまざまな自己弁護のための嘘を吹聴し、さらに青林堂の作家を引きぬくなどの行為は許されるものではなく、このことに関しては現在(2000年5月末日現在)退社組と現青林堂との間で係争に発展しています。

 さて、この事件によって、親会社であったツァイトは倒産、失踪した山中社長の後見人である福井氏が青林堂だけは存続させようと奔走し、何とか法人としての青林堂は残ることとなりました。この期間も、webのデジタルガロは、私と3人ほどのスタッフが無給で更新や管理を行っておりました。

 私は個人的には失業者ということになり、失業保険を受給しながら編集の仕事やwebの仕事を請け負い、何とか糊口をしのぐ生活だったのですが、デジタルガロの運営だけは何とか続けていました。しかし、98年に入り、福井体制下の青林堂もついに経済的に立ちゆかなくなったために、デジタルガロも閉鎖したいということを通告されました。それならばと、私は連れ合いと個人会社「デジパッド」を興し、デジタルガロはデジパッドのサーバーに移転させて、継続することとしたのです。

 こうしてデジタルガロは青林堂とは独立して今日に至っているわけですが、その間、福井体制下で一度ガロは復刊したものの、極度の売れ行き不振のために半年余りで休刊し、99年に大和堂の蟹江社長が青林堂を引き継いでからは、2000年1月号で見事に再復刊を遂げました。

 そして、当サイトも、現青林堂が今後オンラインコミックのダウンロードに力を入れる方針から「デジタルガロ」という名称を使いたいという要請を受け、デジタルGと改称することとなったのです。GはガロのGでもありますが、漫画だけでなくイラストやムービーなども含めた広い意味での「ギャラリー」のG。面白いものなら漫画を問わず何でも やっちまおうということで「goodies」のG、まぁ何でも結構です。これからもガロの世界に限定することなく、漫画を中心としながらも、面白いサイトを目指していきますので、よろしくお願いします。
デジタルG編集長 白取チカオ

DIGITAL-G
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