デジタルG編集長日記
2000−12
最近のTVなあ…。真中瞳って「アリ」なの? ねえ、「アリ」なのッ?
12月某日
連れの親友で詩人の井坂洋子さん夫妻が遊びに来る日。昼に買い物がてら志村坂上へ行く。まず「味平」へ行き、ワンタンメン。ニンニクをちょっと入れたが、美味。ここは隠れた名店だと思う。もちろん外見はどこにでもある小さな、んでちょっと汚れた(失礼)中華屋だが、レバニラ炒めは外側が竜田揚げのようにカリッとしていてめちゃくちゃうまいし、連れがよく食う広東麺はこないだ食った銀座アスターのより全然美味しいと言っていた。最近一度に大量に食えなくなった自分だけど、うまいもんだと最後まで食うのだ。スープもググッと飲むともう腹いっぱい。そのまま満腹の腹をナデナデしつつスーパーへ行き、おでんにしようということにして、おでんの具を中心に買って帰宅、俺はトルネコをやる。
8時頃バスで井坂夫妻が到着、ケーキやらハムやら焼きそばやらワインやらおみやげ一杯持ってきてもらって恐縮。我が家自慢の生ビールサーバーにはご主人の悟さんびっくり、感激してグイグイ飲んでいた。3時間ほどはビール飲んでおでん食って談笑。その後麻雀に突入するが、半チャン回すのに2時間以上かかった。洋子さんが結局マンガン3回が効いて、マンガン2回ほか小あがりの俺はマンガン振込み1回が効いて2位止まり。その後3時頃、お嬢さんが車で迎えに来て、親子3人で仲良く帰っていった。もちろんそのあとすぐ爆睡。
12月某日
昼過ぎに起きて、有楽町で年末ジャンボを買おうと埼京線、赤羽で京浜東北線に乗り換えて東京駅で山手線に乗り換え、有楽町へ。チャンスセンターには縁起がよくかつ当たりが多いという「1番」窓口で買おうという客が長蛇の列を作っている。それを横目にゆうべインターネットで調べた洋食屋「スイス」を探す。すぐに見つかり、入ろうとするが入口で数人待っており、俺らが近づくとそのうちの2人が離脱、さらに残ってた一人の女は連れがこないらしく「どうぞ」というので中に入る。満員で、10分ほど並んで席につき、オムハヤシを頼む。連れはカレーとハヤシが半々にコロッケ付というハーフ&ハーフを頼む。
来たオムハヤシ、期待に満ちて口に運ぶが、別に普通。これなら別に並んでまで、まして銀座に来てまで食うというシロモノではない。別のテーブルには「ぴあぐるめマップ」を手にした露骨な観光グループらしい若い女の子たちもいたが、こういう「普通」の店をもてはやすのはいかがなものか。接客も乱暴ではないが、客を「さばく」という感じに追われている感は否めず、総合的には「行かなくてもいい店」でしかない。せっかくたまにはうまい洋食でも食おうとわざわざネットで調べてきたのに、連れも不満顔。その後喫茶店でカプチーノを飲んで一服し、チャンスセンターへ。1番は到底無理だろうから、ラッキー7の7番窓口に並ぶ。この列は意外とサクサク進み、15分ほどでバラと連番50枚購入。うう、俺ら小市民。
12月某日
朝9時前に起きて学校。2,3,4限と講義の後、コミック科の忘年会。1年生5人と講師は上野先生、レイアウトの田宮先生も来る。和民で1次会、1年のK君が暴走気味でちょっと心配したが、2年生はさすが、いなしたりうまく対応してくれた。今年の2年生はみな本当に1年前にくらべたら大人になったし、いいクラスになったとしみじみ。しかしK君はまだ18(おっと違法)、酒の飲み方も知らないのはしょうがないか。「無礼講」とはよく言うが、あれを目下の人間が先に口にしてはいけない。2次会はカラオケボックスに行くが、上野さんはここで帰り、田宮先生は途中まで付き合ってくれた。3部屋に別れたので、一番狭い部屋にY・K君がいたので乱入し、ビートルズや洋楽で盛り上がる。途中パルコさんが来て、見事なアニソンを熱唱。その後俺とパルコさんは外に出てちょっと立ち話、こちらも仕事があるので帰ろうと思ったら生徒たちがちょうど出てきて「お茶でも飲みましょう」というので、ジョナサンへ。ここで1時間ほど話して、帰宅11時頃。その後家で仕事。
12月某日
ジャナ専1年生流通の講義、3限のあと熱心な男子から「先生に勧められた『まんだらけ』に行ってきました」と、買ってきた本を見せられる。なつかしい青林堂の本もあった。しかしこの生徒はコミック科ではないんだなあ(笑)。
12月某日
某出版社の雑誌付録の仕事。なかなかコンテンツ内容が決まらない。年末まで難航しそうではある。それはそうと某社史の30年分のリライトとその後の執筆という仕事、何とか先日上げてメールで納品したのだが、代理店の人が「クライアント側が非常に喜んでおり、執筆した人に直接お礼を言いたい、とまで言われた」と感激してメールをくれる。喜んでもらえて何よりっす。
12月某日
ジャナ専、今年の2年生の制作実習誌がようやく出来上がり、講師室に届いていた。毎年コミック科の生徒たちに1年の後半から編集会議を始めて制作させているもので、これで3冊目になる。これまではとにかく編集の実習だからと、作品の方のクオリティにはあまり言及しなかったのだが、今回は皆のやる気も相当なもんだったし、ネームチェックもかなりやりとりをした。通常こっちはネームを読むことはしなかったのだけど、今年は全てのネームに目を通すことにしたのだ。結果どうしてもアマチュアの作品ゆえこちらがダメ出しをしたし、その間作家さんと編集の卵である生徒たちも相当詰めたようす。でもその分例年にないクオリティにはなった。出来上がった本と原稿の入った箱をウンショとかつぎ上げて、教室へ運ぶ。皆はようやく出来たという感じで、食い入るように読み耽っていた。その間地下の図書室にも届けると、司書の先生は留守で、別なクラスの教え子数人がいた。「先生、それ何ですか」というのでコミック科の実習誌だ、というと「見せて見せて」とアッという間に3冊全部奪い取られる。ちょうどいいので感想を聞くと、やはりプロとセミプロの作家さんが入っているので、それらはうまい、すごいと言っていた。何にせよ今年もというか、今年中に出来上がってホッとする。いつもは夏休み前後を目標にしていたのだから、かなりな遅れではある、しかし今回はその分作品のクオリティは上がったわけで、まぁこれでよしとしよう。でもプロの職場ではこんな遅れ許されないけどね。
12月某日
身内から電話で、今日空き巣に入られた、という。夫婦共稼ぎで留守がちな部屋だったことが災いし、ガラスを割られて進入され、宝石や通帳を盗まれたという。通帳は車を買ったのでそれほど残っていなく、それも確認したところ無事だったというから、被害は割られたガラスと購入時に20-30万くらいの宝石類などだったという。中国人窃盗団によるピッキング強盗や、十代のガキによる粗暴な路上での強盗が流行っているらしい。この空き巣はそうしたものとの類似性はないものの、物騒なもんである。
12月某日
クリスマスだが仕事。それでも連れとケーキを買いに池袋へ行くことにした。その前に朝っぱらから日曜だっつうのに隣が今度は門扉の工事で騒音がひどい。アタマにきたので警察(110番)に電話し、事情を説明して注意に言ってもらうように頼むと、「それはお困りでしょう」と親切に聞いてくれ、警官を向かわせると言ってくれた。
デパートの中は凄い人。外に出ても凄い人。発情したカップルも多いが、池袋あたりはまだのどかな方だろう。前に勤務してた渋谷、その前の初台-新宿などはもう大変なことになってたしなあ。日本におけるクリスマスというのは、キリスト教信者でもない日本人の若いモンが意味もなく発情し、ホテルをおさえてヤリまくるという不謹慎な日ということか。ユニクロの店前まで行くが、店内も物凄い人なので、諦める。その後西武地下でケーキを買い、夕食を買って帰宅。隣は警官が来たのか来なかったのかわからないが、相変わらず工事を続けていた。その後某クライアントからのプレゼン書類のメールとFAXが届いていたので、サクサクとテキストを入れ込んで版下を完成させ、送付。
12月某日
前の夜、古書店・虔十書林の多田さんから久々に電話があり、店のA君が辞めるので送別会がてら清竜丸で飲みませんかいうお誘いがあったので、7時頃タクシーで蓮根へ行く。7時と聞いていたような気がしてたが、マスターに聞くと8時からだったらしく、カウンターでしばらく飲む。その後多田夫妻がきたので座敷に移り、間もなくA君、神保町・カスミ書房の山下さんが到着。ところが俺はこのところ体調が悪く、途中トイレへ行って嘔吐。タクシーをひろい、家に帰り、その後はすぐ寝る。