3月2日
デジパッドからの「デジタル叢書」第一弾、『樹のうえで猫がみている』CD-ROMの閲覧用HTMLやら画像やらを作る作業。ジャケット周りのデザインとCGはChrisが先月にあげてくれていたのだが、どうもダサいというか、インターフェースに納得がいかない。素人同然というか素人以下(最近の素人は凄いからなあ)に見えてしょうがないのだ。一日中いろいろ画像サイズなども調整して試行錯誤。その結果、詩画集ゆえにやまだ先生の絵と詩を読んでもらうことが主体であり、余計なゴチャゴチャしたコントロールや、背景画像などない方がいいことに気付いた。当初から、プラグインが必要な仕掛けは極力排することにしてあるし、ならばシンプルに本を読むのと同様にした方がいいということに辿り着く。
3月3日
一日中CD-ROMの編集とコーディングなどの作業。今度は画像の解像度が気になる。ノートPCの800×600環境で見てみると、画面に収まりきらない。画像のクオリティもそのわりに低い。スキャン画像の大元(350dpi)から減色・リサイズする際のアルゴリズムのせいなのか。こういったものは複製を防ぐため、印刷には不適当な低い解像度で作るのは常識とはいえ、ある程度の解像度がないと肝心の画像が汚くなってはしょうがないわけで、試行錯誤。夜8時過ぎ、清竜丸のマスターから電話があり、「今晩またビリヤード行かない?」というお誘い。OKし、9時半頃店に到着。お客は奥座敷にベロベロになったおっさん二人と、上品そうな母娘がカウンタにいる。刺身を頼んでとりあえず飲んでると、カウンタに若い男が一人、その後男3人組も来る。結局11時過ぎまでお店を閉めるのを待って、車で川口まで。マスターとかっちゃん(奥さん)の記憶があやふやで迷い、途中コンビニで道を聞いて何とか辿り着く。けっこうおしゃれなプールバーで、オーダーもそこそこにさっそく9ボール開始。マスターは先取り5勝、俺らは3勝というハンデをもらってで始めたが、いきなり俺が2勝。何だよイケるじゃん、と思ったもののそのあとはさっぱり。結局かっちゃんが3勝先にして、俺とマスターは2勝止まり、連れは0勝だった。3時頃まで。
3月9日
クライアントに打ち合せに呼ばれたので、埼京線ででかける。この時間の各停は新宿止まりしかないので、一旦降りて高島屋上のレストラン街へ。12階のイタリア料理屋に入り、ライスコロッケとイタリアンミックスサラダとアイスコーヒー、なかなかうまかった。ライスコロッケは中がチーズとドリア状のもので、トマトソースをからめて食べるもの。2つあって一つはイカスミだった。歯が黒くなる。のんびりしてたら時間になってしまい、あわてて五反田駅に。打ち合せといっても、WEBを全面的にリニューアルしたいということだけで、15分ほどで終り、見積を送ることにして出る。夜はCD-ROM大詰め。画像調整をしたり、おまけページを作ったり。作業が終わってから、夜はビールを飲み昔ダビングしてあったX-FILEのビデオを久々に見る。こうして見ても、向うのドラマってのはやっぱり気合が違うね。最近の日本のドラマなんて何一つ見る気も起きない。演技もまともにできないアイドルだのタレントだのが出てきた瞬間に興ざめだし、デリカシーのない脚本にもうんざりだ。
3月14日

今日はK書房のDさんに呼ばれてたので、地下鉄で千石へ。K書房はビルの1階から3階、4を除いて5階を借りている。1階は俺も昔よくやってたが書店からの注文を取次向けに梱包したりするところで、懐かしいなあとチラと見ながら編集部のある4階まで階段を上る。2fの社長室で話をするということになり、2階へ。今回の話は某漫画家の漫画の描き方みたいな本を出す企画に協力してくれということだったが、それを持ちかけられたのが社長のHさんなので社長じきじきというわけ。社長室でDさん交え3人で企画について話す。途中からガロの話とか世間話も交えて、H社長はこちらの人となりや編集者としての見識も含めて人間性を図っていたようなフシが今思えばあるのだが、どうやら信頼していただいた様子で、「この話に限らず今後も何かあったらぜひ協力してください」と言われた。K書房といえばインテリ向けの固い本で、自分も昔何冊も本を買ったこともある会社。まあ青臭かったあの頃にしてみればある種「知の牙城」みたいなあこがれもあった会社だが、そこから頼りにされるようになるとは感激だなあ。昔はよく神保町の古書店周ったなあ。そんなこんなで1時間以上話して、メールでテキストをいただくことにし、本を一冊頂いて辞す。その後空腹が限界まで来てたので、通りすがりの珍珍珍(サンチン)に入り、トンコクラーメンを食う。普通にうまかった。帰宅してマスターアップしたCD-Rを焼く。夜まで20枚の完パケを作る。この完パケ作成がもう大変。何せジャケをプリントアウトするのも高画質なために10枚印刷するのに30分近くかかるわけだし、さらにそれをトンボで綺麗にかつ性格に切ってジャケにハメ込んでいくわけで。それにCD−Rをセットし、さらに盤面にシールを貼って完成なのだ。完全マニュファクチュア(笑)。業者に印刷を頼むかどうするか悩むところ。とにかく金をかけないで廉価に提供したい、というのが至上命題だからなあ。
3月15日
ジャナ専の卒業式&パーティの日。ハラの調子が悪く朝方起きる。その後はなんともダルい眠い下痢だわでキツかったが、上野さんと荒瀬先生とカリキュラムについて話す約束があったし、何度目かのクソしてると生徒のA嬢から携帯に電話で「早く来てくださいよ」と言われるし、頃合を見て仕度して出る。20度を超える陽気で、シャツ1枚でもいいくらいの暖かさ。とにかく急がねばと思い新宿から走る。パーティは3時までなのだが、会場に着いたら2時過ぎ。食い物はなく、教え子のY君がサンドイッチを取っておいてくれたが、のどが渇いてたのでビールを立て続けに1杯半ほど飲んだだけ。下痢なのに。男の子らと話したりして女子生徒と写真一緒に撮ったり。途中講師の永瀬唯さんが気付いてこちらのテーブルに来たのだが、黄色にピンクで「魏」の文字というトレーナー。俺もこういう場だからとフォーマルな格好をするわけではないが、このトレーナーはナイスすぎる。結局5時にうちのコースの生徒達と新宿紀伊国屋前で待ち合わせることにして、一旦別れる。俺は上野さんと荒瀬さんと地下道を歩き、小田急下の地下街の喫茶店へ入り、来年度のカリキュラムなどの話を結局2時間近く話して、気がつくと5時10分前だったので、上野さんと急いで紀伊国屋へ向かった。皆と落ち合って、近くの「和民」に個室が取れたというので地下に下りる。3500円で飲み放題のコースで、俺は例によって何も食ってなかったので料理が心配だったが、量も多く、おいしかった。卵焼きや刺身を食うとやっと人心地がついた。幹事のM君は彼女を呼んでもいいかというので、もちろん皆OKで合流してもらう。このクラスは本当によくまとまったし、皆いい子らけっこう楽しく過ごした。2時間ほどでコースが終わるので、一旦おひらき。この後残った10人ほどで上野さんの提案で「Naja(ナジャ)」に行く。
ナジャはガロ時代はよくお邪魔したが、久しぶりだ。奥のテーブルにつき、ハーパーのボトルを入れて乾杯し、業界の話やら男女間の話などで盛り上がる。特に中心はM君と彼女で、なかなか面白かった。そのうち女性陣はT嬢を残して帰ってしまい、残ったメンバーで11時頃までワイワイ話して出る。しかしこのメンバーで版元に就職したのはY君一人だけで、みなちゃんと就職して欲しいなあ。帰り際カウンタに佐野史朗さんがいたので、昔ガロ時代お世話になりました白取です、と挨拶すると「あ、どうも」と言ってくれるが、目が泳いでたのでどうやら覚えてないらしい(笑)。何度かお会いしてたとはいえ、通常は佐野さんの事務所から俺宛にライブスケジュールが送られてくるぐらいだったから、ご本人は忘れてるんでしょう。そのまま地上に出て駅で皆と別れ、帰宅。
3月18日
朝、外のバイクの轟音で起きる。その後もネッツの方向でバカンバカン数百メートル四方に響きわたるような爆音をふかしてるので、ベランダから身を乗り出して「うるせぇ!」と2回ほど叫ぶが当然聞こえるはずもない。聞こえねぇなら降りてってボコボコにしようと思い、一旦部屋に戻ると轟音と共に去っていった。武器持ってたら殺してるよマジで。ここに移ってから、こういう不愉快な目覚めの方が圧倒的に多く、ひどいストレスを受けている。TOYOTA Net'zはさすがに先月抗議に行ったところ、店長が誠実に対応してくれ、以後若干ではあるが騒音は減ったものの、隣の舟渡田中歯科医院は去年の春からてめぇの家の解体新築工事を近隣に多大な被害と苦痛を与えながら今だに何の謝罪もないどころか、「お互い様」などと意味不明の開き直りをし続けている。バイク野郎は日曜日の朝になると、必ずうちの近所のどこかに出没し、数百メートル四方に猛烈な爆音を撒き散らす。このヘンの住人は耳が聞こえない連中ばかりなのか?
今日はパルコさんのサイン会がタコシェであるのだが、このところの激しい下痢がいよいよひどく、とても外出できない。定期的にダダーッと下る感じ。通常下痢は水分を外に出すわけで、その分水分を補給しなきゃならんのだが、それさえも数十分後にはそのまま出てくる。たいがい下痢には慣れてるがひどすぎるぞコレは。
3月20日
某クライアントの執筆仕事をサクサク進める。夕飯がてらに清竜丸へ出かけた。マスターと話してるうちにビリヤード行くか、という話になった。さて懇意にしていただいている蓮根の古書店・虔十書林の多田さんがついに神保町…というか小川町に出店するという話を聞いたので、じゃあ呼んでこようと酒の勢いで本店へ行く。多田さんは暇そうにしており、9時半になってたので閉店しようということにしたので、閉店作業をちょっとだけ手伝う。その後2号店に行くと多田さんの奥さん・道子さんがいて、もう店閉めて飲みに行こうというとちょっとムッとしてるようだが、多田さんがサクサク片付けはじめたので、俺だけ先にもどってることにした。営業やめさせて飲みに誘うという悪魔のような俺。
清竜丸にもどるとマスターはもうカウンタ片付け始めていて、やる気十分。車取ってくるというから、タクシーでいいよという。多田夫妻は結局ビール1杯づつとつまみちょっとしか食えなかったので悪いと思い、勘定は払った。そのあとタクシー2台に分乗して、笹目の向うにあるビリヤード場へ。5ゲーム先取りで始めたが、俺全然ダメ。15ゲームほど消化して、俺だけ0勝で、なんと初めてやるという多田さんが4勝でリーチ。腰が痛いとか言ってたくせに! さらにマスターの奥さんが4勝、マスターは3勝。うちの連れと道子さんが1勝ずつ。で俺がやっと1勝したと思ったら、次のゲームをあっさり多田さんが取って5勝。なんだかんだで2時過ぎまでかかった。
3月28日
朝8時頃起きる。この時間帯はフリーになってからというもの、オレにとっては「未明」である。いや夜は明けてんだけど。従って非常に眠い。というより朦朧としている。しかし今日は学校説明会があるということで、ジャナ専に呼ばれていたので、着替えて出かける。学校へ着くと講師室には上野昂志先生がおり、今日の説明をされる。今年高校3年に上がって進路を決める生徒たちに、ジャナ専の「名物教師」が入学する気分を喚起させる…という狙い。事務のHさんに聞くと、たった5名しか来てないのでどうしましょう、みたいな感じだった。同じく15分ほど講演(?)する望月先生や阿部先生も来て、自己紹介して世間話。お互い顔は合わせてたものの自己紹介はしたことがなかったので。望月先生はスポーツ新聞の記者もやっている他マルチに活躍されている人だが、糖尿でカロリー制限をしているとかでちょっとビックリ。10時半頃になり、結局生徒と親入れて8人に増え、リクルートの人が見学に2名ということで、学校からは事務のOさんらが3人、講師が後ろに数名という感じ。なのでフランクな感じで話そうということになり、俺は途中から望月さんの話しているところに入り、上野さんの隣で聞く。スポーツ新聞の記者のエピソードで、それなりに面白く生徒たちもよく聞いていた。俺はコミックの話だが、なごやかな雰囲気なのでウケたしよかった。その後戻ってきた望月さんや上野さんらとしばらく歓談するが、12時すぎにバスで池袋へ。書店を覗いてBICカメラへ行き、プリクラ用と千社札用のシール用紙各5セット、プリンタ用カラーインクと黒インクカートリッジそれぞれ2本組、CD-R50枚買って電車で帰宅。この頃には日差しが強く、暑いくらいであった。
家に帰ると、クライアントから電話があったという。このクライアントのWEB、リニューアルしたいというので、全面的にデザインを変更、llustratorでおおまかなデザインを決めて提示していた。ところが電話してみると「こういうイメージにしてくれ」と某有名サイトを見ろという。結局それをそっくりパクれ、という指示をされたので「一応デザインから受けて仕事をしている以上、そういう要求は飲めない」と断ってしまった。金のためだからといって恥まで捨てられるか。