デジタルG編集長日記
2001−5

長嶋監督に質問。「桑田投手のことが、そんなに好きなんですか?」
5月3日
 朝11時ちょいに起こされる。すぐにBSでMLB。ついにレッドソックス野茂対イチローの対戦が見られるのだ。野茂は3回まで見方の1点先制でノーヒットに抑えるが、4回エドガー・マルティネスに長打を打たれ失点、その後2点を追加されて3-1でマウンドを降りた。イチローは三振はなかったが2打数無安打、3打席目は背中へのデドボールに抑えられたが、その後変わったピッチャーから3塁打。これで9試合連続安打。試合はその後ネルソン-ローズのリレーで佐々木を出すまでもなく5-1でマリナーズが勝ち、連敗を2で止めた。凡庸な感想だが、野茂が勝つということはマリナーズが負けることだし、イチローや佐々木の活躍イコール野茂は負け乃至降板ということで、日本人ファンにとっては辛いものがある。それにしてもすっかり気がつくと日本の野球を見なくなっていた。これまた凡庸なよくある感想なのだが、同じスポーツをやっているとは思えぬ「何か」があるというか、ドンチャン応援のないボールパークの雰囲気、微妙な場面でもない限り原則的にパワーとパワーのぶつかり合いという勝負の面白さ、圧倒的なスピード感、全てをとってもMLBの方が見ていて「面白い」んだからしょうがない。ちなみに昔からよく後楽園球場やドームになってからも試合を見に行きたいと思っていたのだが、あの応援のやかましさと強制が嫌で足を運ばなかったこともある。試合を楽しむのではなく単に自分たちのストレス解消としか思えぬ。やめろとは言わないが、あれがある限り日本の球場に足を運ぶことは恐らくないと思う。内野スタンドやバックネット裏のチケットが入ったらわからんけど(笑)。
 さて試合が2時頃終わったあたりで親戚の車が到着したという電話があり、降りていく。川口にある複合巨大ショッピングセンターに行こうというので、車ででかける。3時頃にそのダイヤモンドシティ・キャラというところの付近まで到着するが、駐車場の空き待ちの渋滞が長い列を作っている。巨大ショッピングセンターの周辺をぐるりと迂回させられたあと、ようやく立体駐車場の入口に到達。3時13分に駐車場の券を発券したあと、ぐるぐる屋上を回って空きを待ち、探して、駐車できたのが3時40分。俺たちは乗っかってるだけなので楽だが運転者は大変だ。休日に家族サービスで車転がしてきたお父さんたちもぐったりだろう。そのあと店内に入って、ジャスコを見たり隣の棟で服とか無印良品なども見てまわる。最後は惣菜をジャスコで買物したあたりでもう6時半。帰りはスイスイ行き、7時頃には家に着いた。
5月5日
 前の晩早く寝すぎたせいか、4時頃目がさめる。ジジィか俺は。一旦布団にもどるが、5時頃から1時間ほど新聞見たりニュース見たりして、猫と一緒に二度寝する。11時半頃連れに起こされ、MLB中継を見る。このところ中継がある試合はほとんど全部TV観戦している。マリナーズは今日からブルージェイズと三連戦だが、イチローは初回早々にヒット、これで10試合連続安打。2打席目もヒット、その後のキャメロンがHRでここまでで3対1。しかしその後先発が打たれ、セットアッパーのパニアグアも打たれて8対3になり、イチローは4打数2安打で8回から引っ込む。実際は4打席目、レフトへの飛球は相手守備がダイビングしてワンバウンドで取ったが、審判がアウトと宣告。スローで見てもはっきりショートバウンドしてから捕球されてるから、本当は3安打だったのにねえ。それでも打率は.348でベスト10に楽々入り、安打数では1位、得点圏打率でも1位と絶好調だ。ちなみにこの日先発したBOSTONの大家は2回でKOされ、ベンチにもどって大荒れ(笑)。新庄はこのところ打率が2割3分台に落ちつき(?)、スタメンもハズレがち。この日代走で盗塁を決めるが、これからが正念場だろう。その後仕事、合間に担任の3組の名簿&住所録を作る。
5月10日
 ジャナ専へ。昨日に引き続いて蒸し暑い。3,4限と2年生の講義。流通からみた出版史、最後の戦後から平成までを2コマでイッキに終わらせる。このあたり、高校ではほとんど戦争がからむせいか教えないので、生徒たちは興味深く聞いたようだ。ところで後期から始まる「ゲーム雑誌研究」という講座があるのだが、誰か講師で適任者はいないかと相談されていたので、ガロ時代からの知り合いのニンマス=忍者増田君に依頼したところ、自分は人前でしゃべるのが苦手なので、と後輩(?)の工藤君を紹介された。で今日はその増田君と工藤君に学校に来てもらい、カリキュラムその他の説明をする日。講義が終わって講師室に戻り、増田君の携帯に電話するともう到着して近くの公園にいるというので、来てもらう。すぐに荒瀬先生も来て、打ち合わせ。工藤君は講師を引き受けてくれ、簡単な内容の説明、学校や生徒についてレクチャーをする。この打ち合せは世間話も含めて30分ちょいで終り、そのあと学校を出て両君と馬場駅前の「和民」へ行って飲む。通された座敷は30分ほどすると背後に韓国人の若者一団が来て、盛り上がっていた。ビール飲んで、ガロや漫画の話でいろいろ楽しく話す。8時前に解散。ジャナ専には20代の現役バリバリの講師がいないから、これで生徒にも年齢の近い講師ができて、活性化してくれるといいなあ。
5月12日
 ジャナ専の学校説明会なので、8時15分に目覚ましをかけておいた。しかし眠い。のろのろと仕度をして、10時前に出たが、池袋でバスがなかなか来ず、予定の10時30分を5分ほどまわったところで学校着。説明会を終えて、昼食をいただいて20分ほどで出る。打ち合わせを予定していた友人の携帯に電話すると、何と帰省中で函館にいるというのでビックリ。5月一杯で独立し、自宅を当面事務所にするという。まぁ今後なんかあったらまた言ってくれと話しながら歩き、予定が消えたので高田馬場駅近くの日拓へ。カード3kを買って、すぐ確変が出てコイツはラッキーと続けたが、1箱吸い込まれる。それでもここは等価交換だから、と思い残った1箱を計量すると1700発しかない。じゃああと3kだけやろうと思い別の台に移るがダメ。さらに3kでダメ、泣きながら5k円のカードを買ったところで、海物語で「前日22回、前々日15回、でも今日は2回で、450回転している」という絶好の台が空いていたので、ここは「ハイエナ打法」だろうと賭けに出た。しかし5kカードも残り500円、財布の中にはもう5k円しか残ってないし、本当に泣きたくなったところで確変。それも4回続き、確変が終了したところでスパッとやめる。合計9000発ほどで、37k円になり、投資14kだから20kちょい浮き。何やってんだか。連れに電話すると向うも西台で勝負したというが、7kほどしか浮かなかったという。
 帰宅して仕事して、9時前に清竜丸に出かける。飲んで食って、そのうちマスターが「ビリヤードやる?」というのでもちろんOK。ヘタの横好きとでも言うがいいさ。マスターが車を取ってきてくれ、いつもの笹目の店へ行くと土曜の夜のせいか何と満員で、待ちまでいる。それじゃあと反転して、マスターが前に行ったことのあるという新板橋のビリヤード場へ。途中バイクの爆音が横でするので見ると、アメリカンスタイルのバカでかいハンドルに改造した頭の悪そうなバイクに、兄ちゃんがしがみつくように乗っており、全然格好よくない。後ろからみるとまるでカエルのようだったので爆笑。さて新板橋のビリヤード場は雰囲気がよく、若者のグループがいくつかの卓に別れて楽しんでいた。女の子二人で勝負してる卓もあり、チラチラ見ていたがけっこうウマいのでこっちは初心者、格好悪かった。それでも勝負は白熱し、俺3勝、連れ1勝、勝ちゃんが4勝マスターが3勝というところで、絶好のチャンスで俺がミスショット。マスターにフリーボールを与え、マスターが4勝目でリーチ。次は何とブレイクショットで9番を叩きこまれ、たった1球でマスターが5勝逃げ切り。悔しい。ええ、悔しいですとも。負けたので俺が場代15000円ほどを払い、車で送ってもらう。帰宅すると3時過ぎ。TVつけるとマリナーズとブルージェイズのデーゲームを生中継でやっていたので、見てしまう。しかしイチローが3安打目(シングルヒット、記録は二塁打だが三塁でタッチアウトが二本目、3本目は三塁打)あたりで眠くなり、ソファで寝てしまった。
5月17日
 学校。天気がよく、暑いくらいだ。コミック専攻(単独クラスとしてはこの年度が最後である)2年生に漫画編集者としてのネーム受け取りや原稿入稿までの諸注意その他をじっくり講義する。こういった話は、実際に作家とやりとりをしていく中で解っていくものなので、今の段階では生徒たちにとっては退屈な話かも知らん。ガロの編集時代には、ネームチェックというのは作家側がアドバイスがないか申し出てくれない限り、ほとんどなかったと言っていい。それはまぁガロの特殊な事情によるのだが、メジャーではごくごく当たり前の話。それはガロ時代によそでバイトしたり、フリーになってからつくづく思う。
 途中休憩の時ベランダで一服してると、前にメールをくれた1年生(といっても大学を辞めてジャナ専に来た)の今村君が来て、いろいろ話してくる。彼はこの学校の生徒にしてはめずらしくサブカルその他のメディア情報取り入れに積極的で、いろいろなイベントにも行っているようで頼もしい。自分の授業の合間に、わざわざ俺のところへ来て、ちょっとでも何かを吸収しようと必死な感じが伝わってくる。
5月20日
 岩槻にある親戚宅へ泊まりに行く。若夫婦(女児一人)は中古住宅を買い、自分たちで出来る最大限のリフォームを行って、水まわりだけは業者に頼むというたくましさ。えらいなあ。家は建物の外観はやはり古いが、庭が広く、中はリフォームが一段落しただけあってもう全然OK(何が?)な一戸建て。他の親戚も来ており、俺はメシを食ってきたのでその他の面々が食事の間、別な親戚の赤ん坊を見ていた。すやすや大人しく寝ていてくれて安心。こういう時男は何の役にも立たないものだし。1時間ほどで皆もどってきて、その後はずっとそれぞれの子供を遊ばせたり遊んだりしてやる。シャボン玉セットがウケて、庭に出て遊ぶ。親戚の女児はボールを投げさせるとコントロールとスローイングが良く、俺とずっとキャッチボールをしていた。というか終りを知らないので、いくらでも投げてくる。途中も、もう勘弁してくれぇと思うが付き合う。夕方4時過ぎまで家の中を見たり子供たちと遊んだりして、寿司店に車2台で出かけ、刺身やら寿司やらを食いながらビールをガンガン飲んだ。うまかった。そして疲れた。
5月21日
 親戚の子と東武動物公園へ。この女児はやっとよちよち歩くことが出来るようになったが、逆にそれが怖い。しかし大きなゾウやキリンの前に連れていってもあまり興味を示さず、地面のアリをじっと見てたりする。それも怖い。
5月22日
 起きると心臓がドキドキして息苦しい。眩暈もする。ソファに横になり、しばらく様子を見る。連れが救心をくれたので飲み、ようやく落ち着いた。ここ数日はりきり過ぎたせいなのかトシなのか(笑)よくわからんが、とにかくメチャクチャ体調が悪い。それでも学校があるので仕度をして、出かける。体調が悪いからと早く終わろうとしたが、結局講義になるとビッシリやってしまった。まっすぐ帰宅。
5月26日
 木曜に清竜丸に行った時、マスターに多田さんの店(虔十書林)に行ってみようかと思ってる、と言ったら一緒に行きましょうか、ということになっていた。11時頃電話があり、車で迎えに来てもらい、俺はEOS5を持って乗り込む。白山通りを通って神保町へ。まず靖国通りの三井住友(旧住友)銀行の脇の坂を入ってくと、すぐ左手に虔十書林の看板が見つかり、マスターは一旦車を停めに坂を登り切って曲がったところに行く。俺らは店の前で降りると、ちょうど多田さんが知り合いの人と立ち話しているところだった。うちの送った開店祝の花スタンドも入口脇にちゃんとある。やまだ紫センセが絵を描いて俺がデザインしたロゴの看板も大きく目立つ。さっそく写真を撮った。店内は蓮根の旧本店より若干狭いが、何といっても場所が違う。土曜日のせいもあるのか、通りがかる人も「こんなところに古本屋ができたのかという感じでけっこう入ってくるし。しばらく多田さんとマスターと外で立ち話をして、最後に看板の前でホームページ上に掲載するための写真を撮影し、30分ほどで引き上げる。
 神田村に久々に行くと、学士会館横は広大な更地になっており、巨大マンションを建設する現場になっていた。神保町は行くたびにどこかが変わっていて、それは自分が青林堂に勤めていた頃の風景がどんどん失われていくということだ。神田餃子屋の本店はどこへ行ったんだろう。すずらん通りに行くとホコ天になっていて、何か祭りのようなにぎやかさ。にぎやかというより、三省堂前のステージでは小太りの男がギターで熱唱している。ヘタな歌なので耳障りで、その上大音量。客に帰って欲しいのだろうか。ランチョンに行き、さっそく生ビールを飲む。昼間っから飲むビールはバカうまである。んでステーキランチを食べるが、ステーキは和風で味が濃く、ご飯にちょうどよくてうまかったし、付け合せのカレー風味のペンネ、新キャベツもおいしく、全部平らげた。うまいものだとよく入る。そこで小一時間ほど話して、人生劇場上にビリヤード場があるのをランチョンに行く時に見つけたので、一勝負しますかということになる。一時間一人780円で、あとは10分ごとの計算。アイスコーヒーも200円弱と安い。客もサラリーマン、学校帰りの高校生など。ルーズソックスの女子高生とその彼氏ら制服の高校生が9ボールに興じているのが微笑ましい。俺は皆が1勝ずつした後トイレに行くと9ボールがフリーボールになっており、さっそく叩き込んでみんな1勝並び。俺はめずらしく調子が良く、すぐに2勝。勝ちゃん(マスターの奥さん)も2勝し、マスターも追いついたと思ったら、その後マスターが連勝して結局マスターの勝ち。場代は約束通り負けた方、ウチが払った。くそう。グヤジイ。帰りは志村坂上で降ろしてもらい、サントクで買物して帰宅。

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