デジタルG編集長日記
2001−11

えなり君おめでとう、あなたが今年の「カツアゲしたい男No.1」に選ばれましたよ。
11月某日
高岩寺の地蔵前。  親戚のYちゃんが長女のM(2歳半)を連れて車で遊びに来たので、ドライブがてら巣鴨にでかける。地蔵通りをそぞろ歩いて、お参りしてお守り買ったり、高岩寺の境内の露天でラムネを飲んで一服したり。ご存知とげぬき地蔵はいつもその本体を洗う人の行列が出来ていて、この日も写真のような有様。もちろん訪れる人の年齢層は高めなので、それに見合った商売も多く、磁気ネックレスだの遠赤肌着だの、易相判断だのの露天・出店がたくさん。地蔵様の横には、行列をボーッと眺める露天のおっさんが居たのだが、マネキンが凄いことになっていたので一枚。

11月某日
 久々に親戚のYちゃん夫婦とうちとで温泉旅行へ出かける。ワゴンの運転はYちゃんの旦那で、伊豆へ。西伊豆の河津で一泊。ここの温泉宿は最悪。部屋はフロントのすぐ横で落ち着かないことこの上ないし、露天風呂は汚れている。メシは普通だったが、連れの酢の物には髪の毛が混入しており、取り替えてもらったがさすがに謝ったものの別段恐縮するでもなし。この日は暗くなってから到着し、おまけに雨だったので余計印象が悪い。風呂入って部屋に戻り、早々に寝る。
堂ヶ島遊覧船上  翌日は雨も上がり、宿を発って天城峠へ向かう頃にはすっかり晴れたのでウキウキ。堂ヶ島へ寄り、荒井注じゃなかった加山雄三記念館が若大将の音楽をチャカチャカ流しているという異様な雰囲気の中、記念館には入らずに違う店でうまい蕎麦を食う。その後遊覧船に乗る。俺はここでもSONYのスタミナハンディカムbyジャパネットたかたで撮影担当。ていうかこういうの好きなんだよな自分。記録を残すとかいうと、それこそ徹底的にやらんと気が済まないタチで。遊覧船はなかなか良かった。その後堂ヶ島の展望台方面へちょっと歩くが、海女さんが潜らない時にやってる露店にしつこく何か買え、と勧誘される。しょうがないので貝殻で出来た腕輪を買う。買ってからちょっと後悔。その後東伊豆の美しい海岸線を走り、土肥温泉へ。この日の宿は、前日が最悪だったせいか快適に感じた。といっても高級でも何でもないごく普通の旅館なのだが。夕食の配膳の時、Yちゃんの子供Mが仲居さんに向かってすっくと仁王立ちし「ババァ!」とはっきり言ったので慌てる。仲居さんは「あらぁ、せめておばさんと言ってぇ〜」と受け流していたが。連れと近所の酒屋へ行き、ビールや酒をこっそり持ち込んで夕食時にガンガン飲む。
11月某日
 今度は連れが何といきつけのスーパーで当選した日帰りバス旅行の日。坂上に早朝6時に集合し、バス2台で山梨へ。表向きは何とかという滝を見に行くというものだが、途中みやげ物屋に強制的に降ろされたりする、まぁ要するに「買い物させツアー」であった。普通のみやげ物屋からワイナリーなどに降ろされるのだが、途中でダイヤモンド・宝石の加工直売店に降ろされた時は全く興味がないので、外をブラついた。配色が綺麗でしょド田舎をムリヤリ区画整理して、宝石加工場やらアパレル関係の巨大店舗やらを建てた人工的な町並みで、人はほとんど歩いていない。そこに大型バスが何台もつけられ、降ろされた人らは仕方がないのであちこち見て周るしかなく、そのうちの何割かが買い物をさせられる、というパターンである。こちとらそんな気はないので散歩していると、コンクリート生打ちの壁に綺麗にツタや植物がからまっている壁面を発見。これが見事な色彩で、思わず一枚。その後滝の手前まで行き、山梨名物のほうとうで昼食。ほうとうはみそ味の汁はうまかったが肝心のほうとうが全然ダメ。麺(?)だけ残す。山梨の人ごめんなさい。滝やその周辺の景観は見事だった。その帰りは水晶加工直売所へ降ろされた。そこの工場長という親父が語る語る、みな話術に引き込まれ、水晶ネックレスやアクセサリに万札が飛び交っていた。帰りの中央道は渋滞とかで、関越を回って所沢の奥地からにルート変更になる。夕飯時はとうに過ぎ、皆ハラペコ。バス内で「釣りバカ日誌」のビデオを見せられ、気を紛らわすが、さすがに耐えきれなくなったので、トイレ休憩で降りた時にPAのレンジ機能付自販機でフライドポテトとチキンを買い、社内で食う。これが一番うまかったか(笑)。何だかんだで志村坂上まで戻ると11時近くだったか。疲れた。
11月某日
 ブラジルのConrad出版のアンドレ氏からメールが来るのだが、文字バケしていて読めない。英文でその旨返信すると、日本語でFAXが来る。どうやら「NeoTokyo」という日本の漫画関連の雑誌を創刊するので、執筆して欲しいというオファのようだ。アメリカでの仕事 「SecretComicsJapan」を評価してくれてのことらしく、ありがたく承諾する。それにしても「SCJ」編著以来、海外からずいぶんとたくさん感想などのメールをいただいた。そのほとんどが、「これまでは日本の漫画というと大手の超有名どころかアニメ作品しか知らなかった、こういう優れた作品があることを知って嬉しい、もっと紹介して欲しい」というニュアンスのもの。海外ではアメリカはもちろん、フランスやイタリア、イギリスでも日本の漫画やアニメは物凄い勢いでファンを増やしている。日本の漫画アニメショップも増えており、確実に「日本漫画オタク」が外人にも増殖している。それでもあくまでも、紹介されたものを手にするのであって、日本まで来て同人誌やコミックを買い込んでいく人や、ネットなどを通じて自分で取り寄せたりする人はまだごくごく少数派である。紹介されたもの、つまりそれらは翻訳されているわけで、それ以外に自分がアクティヴに取り寄せたり買ったりするものは日本語だから、言葉の壁はやはり厚いわけだ。だからこそ、大手以外のいい作品を横断的に紹介する必要があると思っている。ま、こういう仕事は日本では全く黙殺されているというのが情けない限りだけどね、「マンガ大国ニッポン」様。

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